水管橋ドローン点検

ドローンを活用した水管橋点検
高解像度カメラにより
目視と同等の点検が可能に!

水管橋ドローン点検とは

従来では点検困難とされていた水管橋上部工の目視不可部を、ドローンを用いて点検することが可能です。ドローンに搭載した高解像度カメラで対象部位(主に水管橋上部工の上面・下面・側面)を撮影し、撮影した画像から点検を実施します。高解像度カメラで撮影した画像は水管橋上部工の劣化状況(表層劣化・発錆・破断等)を詳細に把握することができます。これにより、近接目視と同等の点検が可能となります。
なお、弊社のドローン点検は、定期点検における基本調査に活用されることを想定しております。

ガイドラインにおいて水管橋ドローン点検は推奨事項とされています

令和5年3月水道法施行規則の改正に合わせて、「水道施設の点検を含む維持・修繕の実施に関するガイドライン 令和5年3月 厚生労働省 医薬・生活衛生局 水道課」(以下ガイドライン)が改訂されました。ガイドラインの「推奨事項」として、点検が困難な場所は必要に応じてドローン等の技術を活用することが望ましいとされています。

水管橋ドローン点検の特徴

  • ①歩廊から直接目視が難しい部分をドローン撮影

    水管橋ドローン点検の対象箇所は、歩廊から直接目視が難しい部分(水管橋の上部・側面・下部)となります。

  • ②ドローン撮影は一次調査(動画撮影)と二次調査(静止画撮影)の2段階に分けて実施。

    一次調査(動画撮影)は水管橋全体の損傷をマクロ的に判別することを目的としています。あらかじめ設定した撮影ルートに沿ってドローン撮影し、撮影動画から損傷(防食機能の劣化・破断等)をピックアップします。ピックアップは比較的軽微な損傷から重大な損傷まで広い範囲を対象とします。

    二次調査(静止画撮影)は損傷の詳細な撮影を目的としています。一次調査(動画撮影)でピックアップした損傷の中から、中間打合せで選定した損傷箇所を静止画でピンポイント撮影を行います。

    当社の水管橋ドローン点検では、動画撮影だけでなく、
    静止画撮影を行うことで、
    劣化状況をより詳細に把握することが可能!

  • ③高解像度カメラの撮影により目視確認と同等の点検が可能に。

    高解像度カメラで撮影することで、水管橋の劣化状況(表層劣化・発錆・破断等)を詳細に把握することが可能となります。
    高解像度カメラにより近接目視と同等の点検効果が得られるため、正確な診断や適切な点検頻度の設定に寄与します。

受注実績 事例

委託業務名:最上川導水管須川水管橋調査業務委託
発注者:山形市上下水道部
委託期間:2024年6月18日~2024年11月29日
水管橋概要:逆三角トラス補剛形式・鋼管800ミリ・橋長212.5メートル(5径間)