上下水道や都市ガス及び、情報・通信用管路メンテナンスに欠かせない鉄蓋は、日本鋳鉄管の主要な営業品目のひとつです。当社の開発した「EVS」「FEM鉄蓋」は、軽くて丈夫で機能性に優れた鉄蓋としてお客様に評価をいただいております。
設計にあたっては、コンピュータで応力分布や変形量を解析する「有限要素法」（FEM=Finite Element Method）を採用し、これにより鉄蓋のリブや地板の正確な応力やたわみが得られるため、たわみを抑え肉厚を適正にし応力を均一化でき、最も合理的な寸法と形状を導き出しています。耐久性能は、静荷重試験、実走による動荷重試験でもその性能は実証されています。また、機能面においても蓋の開閉作業を容易にした蝶番部の球形構造、蓋のガタツキ防止、浮上防止や不法投棄防止などの新技術を随所に取り入れています。